ステロイド 副作用。 【皮膚薬】ステロイドの塗り薬の副作用

ステロイド外用剤(塗り薬)の副作用は誤解だらけ?薬剤師がくわしく解説!

ステロイド 副作用

ステロイドの主な副作用とその対策について示します。 これらの副作用は、みなさんに認められるものではなく、疾患、薬の量、内服期間などによりさまざまですので、自己判断はせず、主治医と相談するようにしてください。 易感染性 体の抵抗力(免疫力)が低下するために、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。 投与量が多い間は、感染予防の薬(バクタ配合錠など)を飲むこともあります。 日頃は、手洗い、うがい、マスク着用、人混みを避けるなどの一般的な注意が必要です。 骨粗しょう症(ステロイド骨粗鬆症) 骨がもろくなり(骨密度が減少し)、圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などが起こりやすくなります。 予防薬として骨を守る薬(ビスホスホネート薬)を内服します。 糖尿病(ステロイド糖尿病) 糖を合成する働きを高めるため、血糖が上がります。 投与量が多いほど血糖は上がるので、特に投与量が多い間は、食事療法による予防が大切であり、薬による糖尿病治療が必要な場合もあります。 消化性潰瘍(ステロイド潰瘍) 消化管粘膜が弱くなるため、潰瘍ができやすくなります。 胃酸分泌を抑制する薬や胃粘膜を保護する薬を予防的に内服します。 血栓症 出血を止める働きをする血小板の機能が亢進するため、血管の中で血液が固まってしまう血栓症が起こりやすくなります。 予防的に血をサラサラにする薬(抗血小板薬)を内服します。 精神症状(ステロイド精神病) 不眠症、多幸症、うつ状態になることがあります。 軽度のことが多いですが、よくみられます。 ステロイド薬の減量により後遺症なしに改善します。 満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満 食欲の亢進と脂肪の代謝障害によりおこります。 ステロイド薬の減量により改善します。 カロリー制限など食事に注意が必要です。 動脈硬化、高脂血症 動脈硬化を促進し、コレステロールや中性脂肪が高くなることがあります。 食事に注意し、必要であれば、コレステロールや中性脂肪を下げる薬を内服します。 高血圧症、むくみ 体内に塩分が溜まりやすくなるために起こります。 塩分を取りすぎないようにします。 白内障(ステロイド白内障) 白内障(視界が白く濁る)の進行を早めます。 長期に内服する場合は眼科での定期的検査を行い、必要であれば点眼薬で予防します。 緑内障(ステロイド緑内障) 眼球の圧力(眼圧)が上昇する(緑内障)ことがあります。 自覚症状はほとんどなく、眼圧を測定する必要があります。 ステロイド薬投与後、数週間以内に起こり、ステロイド薬の減量・中止にて改善します。 副腎不全(ステロイド離脱症候群) ステロイドホルモンはPSL換算で2. 5~5mg程度が副腎皮質から生理的に分泌されています。 それ以上の量のPSLを長期に内服した場合、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなります。 そのため、急に薬を飲まなくなると、体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が見られることがあります(ステロイド離脱症候群)。 自己判断で急に内服を中止しないように注意が必要です。 ステロイド痤瘡(ざそう) 「にきび」ができやすくなります。 ステロイド薬の減量により改善します。 大腿骨頭壊死(無菌性骨壊死) 大量投与でごく稀に起こることがあります。 多くの場合、ステロイド薬投与後、数ヶ月以内に、股関節の痛みで発症します。 早期発見が大切です。 その他 増毛、脱毛、生理不順、不整脈、ステロイド筋症、などが見られることがあります。 いずれもステロイド薬の減量により改善します。

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膠原病のステロイド(プレドニゾロン)治療について

ステロイド 副作用

でも、 ステロイド外用薬の場合は適切に使用すれば、こうした副作用は起こりません。 ステロイド外用薬 塗り薬 の副作用 では、ステロイドの塗り薬の場合は、どんな副作用があるのでしょうか。 全身性の副作用 ステロイドの塗り薬の場合、通常の使用方法では薬が 全身にまわることはありません。 塗ったところ以外に影響することはほぼありえません。 局所の副作用 ステロイド外用薬では 塗ったところに副作用が起こることがあります。 局所作用 起こり得る副作用には以下のものがあります。 ・にきび(ステロイドざ瘡) ・皮膚が赤くなる(ステロイド潮紅) ・皮膚萎縮 ・多毛 ・真菌・ウイルスによる皮膚感染症 ・アレルギー性接触皮膚炎 これらの症状は、市販薬などを一時的に使用した程度ではほとんど起こりません。 アトピー性皮膚炎の方など、使用頻度が高い場合に起こることがある副作用です。 副作用が出たとしても、それは 一時的なもので、 大抵は使用を中止すると治ります。 皮膚が黒くなるのは副作用ではない ステロイド外用薬を使ってから皮膚が黒くなることがあります。 でも、皮膚が黒くなるのは ステロイドによる副作用ではありません。 皮膚炎が落ち着いてきたときに起こる色素沈着です。 炎症が治る過程での症状ということです。 まとめ ・ステロイドの副作用は、内服薬と外用薬で異なります。 ・ステロイド外用薬の場合は、ごくまれに塗ったところが赤くなったり、にきびが出来たりしますが、大抵は中止すると治ります。 ・皮膚が黒くなるのはステロイドの副作用ではなく、皮膚炎が治る過程の症状です。 参考資料:ステロイド外用薬の使い方:コツと落とし穴 アレルギー Vol. 58 2009 No. 5 491-497.

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ステロイド薬の作用と副作用とは?

ステロイド 副作用

ステロイドの主な副作用とその対策について示します。 これらの副作用は、みなさんに認められるものではなく、疾患、薬の量、内服期間などによりさまざまですので、自己判断はせず、主治医と相談するようにしてください。 易感染性 体の抵抗力(免疫力)が低下するために、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。 投与量が多い間は、感染予防の薬(バクタ配合錠など)を飲むこともあります。 日頃は、手洗い、うがい、マスク着用、人混みを避けるなどの一般的な注意が必要です。 骨粗しょう症(ステロイド骨粗鬆症) 骨がもろくなり(骨密度が減少し)、圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などが起こりやすくなります。 予防薬として骨を守る薬(ビスホスホネート薬)を内服します。 糖尿病(ステロイド糖尿病) 糖を合成する働きを高めるため、血糖が上がります。 投与量が多いほど血糖は上がるので、特に投与量が多い間は、食事療法による予防が大切であり、薬による糖尿病治療が必要な場合もあります。 消化性潰瘍(ステロイド潰瘍) 消化管粘膜が弱くなるため、潰瘍ができやすくなります。 胃酸分泌を抑制する薬や胃粘膜を保護する薬を予防的に内服します。 血栓症 出血を止める働きをする血小板の機能が亢進するため、血管の中で血液が固まってしまう血栓症が起こりやすくなります。 予防的に血をサラサラにする薬(抗血小板薬)を内服します。 精神症状(ステロイド精神病) 不眠症、多幸症、うつ状態になることがあります。 軽度のことが多いですが、よくみられます。 ステロイド薬の減量により後遺症なしに改善します。 満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満 食欲の亢進と脂肪の代謝障害によりおこります。 ステロイド薬の減量により改善します。 カロリー制限など食事に注意が必要です。 動脈硬化、高脂血症 動脈硬化を促進し、コレステロールや中性脂肪が高くなることがあります。 食事に注意し、必要であれば、コレステロールや中性脂肪を下げる薬を内服します。 高血圧症、むくみ 体内に塩分が溜まりやすくなるために起こります。 塩分を取りすぎないようにします。 白内障(ステロイド白内障) 白内障(視界が白く濁る)の進行を早めます。 長期に内服する場合は眼科での定期的検査を行い、必要であれば点眼薬で予防します。 緑内障(ステロイド緑内障) 眼球の圧力(眼圧)が上昇する(緑内障)ことがあります。 自覚症状はほとんどなく、眼圧を測定する必要があります。 ステロイド薬投与後、数週間以内に起こり、ステロイド薬の減量・中止にて改善します。 副腎不全(ステロイド離脱症候群) ステロイドホルモンはPSL換算で2. 5~5mg程度が副腎皮質から生理的に分泌されています。 それ以上の量のPSLを長期に内服した場合、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなります。 そのため、急に薬を飲まなくなると、体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が見られることがあります(ステロイド離脱症候群)。 自己判断で急に内服を中止しないように注意が必要です。 ステロイド痤瘡(ざそう) 「にきび」ができやすくなります。 ステロイド薬の減量により改善します。 大腿骨頭壊死(無菌性骨壊死) 大量投与でごく稀に起こることがあります。 多くの場合、ステロイド薬投与後、数ヶ月以内に、股関節の痛みで発症します。 早期発見が大切です。 その他 増毛、脱毛、生理不順、不整脈、ステロイド筋症、などが見られることがあります。 いずれもステロイド薬の減量により改善します。

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